【EC業界ニュース】Weekly Topics! 0205-0211

Today’s Topic
今週の注目ニュースは、メルカリとドコモの提携だよ!
■佐川急便、ローソンと共同で不在荷物店頭受け取り

nihonn.png 2月3日、SGホールディングスグループの佐川急便が、コンビニエンスストアのローソンと協働で、不在荷物をローソン店舗で受け取れるサービスのトライアルを開始しました。同サービスは、佐川急便ドライバーが配達した時に不在の場合投函される、不在票を受け取った利用者が再配達手続き時に再配達方法の中からローソン店頭での受け取りを選択できるサービスです。今回のトライアルでは、栃木県内のローソン24店舗が対象となります。

情報源:佐川急便プレスリリース「佐川急便、ローソンと協働で不在荷物の店頭受取トライアルを開始 栃木県内のローソン店舗にて」(2020/02/03)

■米ビザ、国内の加盟店手数料見直し

america.png 2月4日、米クレジットカード大手ビザ(Visa)が、アメリカ国内の加盟店や事業者が支払う手数料体系を10年ぶりに大幅変更に踏み切るとブルームバークが報じました。同社は銀行に送付した文書内で、米国内での最新の見直しを踏まえ、カード利用を最適化し、現在のビザ商品の価値を反映する形で国内における手数料体系を調整すると明らかにしました。手数料率は加盟店やビザカードを導入する事業者の形態や消費者動向を踏まえ変更され、ネット通販事業は上昇する見通しです。

情報源:REUTERS「米ビザ、国内の加盟店手数料見直し 10年ぶりに大幅変更へ=報道」(2020/02/05)

■アマゾン、10万台の電気自動車を発注

america.png 2月4日、米ネット通販大手アマゾン(Amazon.com)が、電気自動車メーカーリビアン(Rivian)に、10万台の特注車両を発注したことを発表しました。同社は、電気自動車のデザインも発表しました。同社の計画では、2022年までに1万台、2030年までに10万台の電気自動車を稼働させる予定です。

情報源:同社ブログ"Go behind the scenes as Amazon develops a new electric vehicle"(2020/02/04)

■サブスクリプション市場、2023年に1.4兆円規模へ

nihonn.png 2月4日、ICT総研が2020年サブスクリプション市場動向調査の結果を発表しました。2019年のサブスクリプションサービスの市場は約1.1兆円まで拡大しており、このうち「サービス・健康・教育」領域が5,330億円、「物品購入・レンタル」領域が2,060億円、「デジタルコンテンツ」領域が4,050億円となりました。今後さらにサブスクリプションサービスが盛り上がりを見せ、2023年には「サービス・健康・教育」領域が6,180億円、「物品購入・レンタル」領域が2,620億円、「デジタルコンテンツ」領域5,570億円となり、2023年の市場規模は2019年から26%増の約1.4兆円まで拡大する見通しです。

情報源:同社プレスリリース「2020年 サブスクリプションサービスの市場動向調査」(2020/02/04)

■メルカリ、ドコモと業務提携で合意

nihonn.png 2月4日、フリマアプリ大手メルカリとメルカリが展開する電子決済メルペイ、そして通信キャリア大手ドコモが業務提携に合意したことを明らかにしました。メルカリとドコモが発行するIDを連携することで、顧客基盤の拡大や、スマホ決済事業では、ウォレット機能の連携や加盟店の共通化などによって、決済市場でのシェア拡大を目的としています。なお、2月6日メルカリは決算発表を行っており、売上高は前年同期比39%増の184億円、営業損失は618%悪化の68億円となりました。メルペイの利用者は500万人超、加盟店数は170万カ所超となったことも発表しています。

情報源:ドコモプレスリリース「メルカリ・メルペイ・NTTドコモが業務提携に合意」(2020/02/04)

■Zホールディングス、第3四半期決算発表

nihonn.png 2月5日、Zホールディングスが2020年3月期第3四半期の連結決算を発表しました。売上高が前年同期比7.4%増の7596億1,400万円、営業利益が3.2%増の1,235億4,200万円、最終利益が7.0%増の750億5,600万円となりました。事業別に見ると、コマース事業ではZOZOを連結子会社化した影響で、ショッピング事業取扱高が前年同期比37%増の、2,952億円となりました。今後同社はLINEとの経営統合によって、LINE利用者とネット通販を連結し、さらに取引高を拡大していく方針です。

情報源:同社決算発表資料「第3四半期決算」(2020/02/05)

■セブンイレブン、レジレス実験開始

america.png 2月5日、米コンビニエンスストア大手セブンイレブンが、レジレス店舗の実証実験を開始しました。テキサス州ダラスに構える本社付近にレジレスの店舗をオープンさせ、現在は社員のみが使用できる仕様となっています。利用者は、アプリをダウンロードし、入店チェックイン・支払い・レシートの受け取りを行います。

情報源:同社プレスリリース"7-Eleven® Pilots Cashierless Store Concept"(2020/02/05)

■アマゾン、本社での雇用拡大

america.png 2月6日、米ネット通販大手アマゾン(Amazon.com)が、本社を置く米ワシントン州シアトルの東に位置するベレビューで雇用を拡大する計画を明らかにしました。今後数年のうちに1万5,000人以上の採用を予定しています。同社は2017年にベレビューにオフィスを構え、現在は約2,000人の従業員が勤務しています。新しく採用された従業員は、オペレーションやデバイスおよびAWSなど複数の部門に所属する予定です。

情報源:同社ブログ"Growing in Bellevue"(2020/02/06)

■資生堂、2019年連結決算発表、EC化率30%越へ

nihonn.png 2月6日、化粧品大手資生堂が、2019年連結決算の発表を行いました。売上高は、前年比3.4%増の1兆1,315億円で、営業利益は同5.1%増の1,138億円となりました。中国事業は、ネット通販による商品展開を積極展開、またデジタルを活用したマーケティングの展開、中国のネット通販大手との協業などで、売上高は同13.3%増の2,162億円となり、営業利益は同19.2%増の292億円と大きく成長しました。特に「独身の日(ダブルイレブン)」では、16年から19年の平均成長率が80%増となり、オンライン・オフラインともに成長し、EC売上は40%増、EC比率は30%超となりました。

情報源:同社決算発表資料「2019年実績(1⽉1⽇〜12⽉31⽇)」(2020/02/06)

■フェリカ、スマホタッチ決済で共通ポイントを開始

nihonn.png 2月7日、ソニーの子会社で、かざすだけで通信できる非接触ICカードを展開するフェリカネットワークスが、共通ポイントサービス「おサイフマイル」を開始することを発表しました。本サービスは、タッチ決済でJR東日本の「Suica」、イオンの「WAON」、楽天の「楽天Edy」、セブン&アイ・ホールディングスの「nanaco」のどの電子マネーを使用しても、共通の独自マイルが貯まるサービスで、トライアルモニターの募集を2月12日より開始します。

情報源:同社プレスリリース「モバイル電子マネーの利用に応じて貯まる『おサイフマイル』を4月からトライアル開始」(2020/02/12)

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