【EC業界ニュース】Weekly Topics! 0606-0612

Today’s Topic
今週の注目は米Amazonの「Project P.I.」です。画像認識技術を使って出荷前の商品の欠陥を探すAIツールで、商品の返品率減少を目指しています。
●Amazon、出荷前の商品の欠陥を探すAIツール「Project P.I.」を発表 返品率減少を目指す

america.png 6月3日、米Amazon(アマゾン)が出荷前の商品の欠陥を探すAIツール「Project P.I.」を発表しました。同ツールでは、出荷前の商品の欠陥や破損した商品の検出や、サイズや色が注文と相違無いかを判断できます。これにより商品の返品率減少を目指しています。同ツールでは画像認識システムを導入し、梱包途中のトンネルで商品をスキャンして損傷がないか検出します。損傷が見つかった場合は該当商品の検査および原因の確認を行います。また、損傷がある商品には再販サイトにて割引価格で販売、または寄付が可能かを審査します。同ツールは既に北米のいくつかの倉庫で導入されており、今後はより多くの地域で導入される予定です。

情報源:Amazon "Learn how Amazon uses AI to spot damaged products before they're shipped to customers"(2024/6/3)

●Tesco、オンラインマーケットプレイスを開設

UK.png 6月4日、英大手小売事業者Tesco(テスコ)がオンラインマーケットプレイスを開設しました。家庭用品や玩具など約9,000種類のサードパーティー事業者の商品が出品される予定で、アルコール飲料メーカーのDiageo(ディアジオ)や調理器具メーカーTefal(ティファール)など17の事業者が出店します。商品はTescoのプライベートブランドと同様にTesco.comとTescoアプリに表示されますが、出店事業者から配送されます。今後も出店事業者と商品数を拡大して、顧客体験の向上を目指しています。

情報源:The Grocer "Tesco launches marketplace with thousands of third-party products"(2024/6/4)

●Alibaba、中小企業の越境販売支援に向けて「Alibaba Guranteed」を発表

china.png 中国EC事業者Alibaba(アリババ)が、中小企業のグローバル展開を促進するプロジェクト「Alibaba Guaranteed」を開始しました。同社は現在4,800 万以上の中小企業にサプライチェーンサービスを提供し、世界中で20万以上のサプライヤーを抱えています。今回のプロジェクトを通して、送料込みの固定価格で商品を提供するほか、72 時間以内の発送や予定日までの配達保証を提供します。これにより、中小企業の越境EC事業で懸念される配送時間の保証や物流コストの削減を支援する予定です。

情報源:Retail Asia "Alibaba.com launches 'Alibaba Guaranteed' to boost global sourcing for SMEs"(2024/06/10)

●ベトナム税務当局、ライブストリーム販売の税務管理を強化

Vietnam.png ベトナム税務総局は、税収の損失を防止するためにライブコマースの税務管理を強化するよう、地方税務当局に要請しました。税務局は、管轄地域内の企業や個人事業主による税の申告・支払い・電子インボイスの使用について確認や検査が義務付けられます。対象となるのは、EC事業者やECプラットフォーム上の店舗運営などで、特にライブコマースに焦点を当てて検査する予定です。この動きは、ベトナムでEC取引とライブコマースが急成長しており、一部のライブストリーム販売者が最大数千億ドン相当のオンライン販売を獲得していることが影響しました。

情報源:VIETJO 「ライブコマースの税務管理を強化、税収損失防止で」(2024/06/10)

●Amazon.fr、Amazon.ukにて、無料会員でもフードデリバリーサービスが利用可能に

france.png 米Amazon(アマゾン)はヨーロッパにて、プライム会員だけでなくすべての会員に対してフードデリバリーサービスを展開しています。Amazon.frは、仏大手小売事業者Monoprix(モノプリ)との連携を強化し、Amazon.frの全顧客にフードデリバリーサービスを展開しました。プライム会員ではない顧客に対してもMonoprixストアにアクセス可能で、150ユーロ(約2万5,400円)を超える全ての注文に対して送料を無料にします。また、Amazon.ukでも英国全土で全ての顧客に対してフードデリバリーサービスを提供しています。Amazon Fresh(アマゾンフレッシュ)やMorrisons(モリソンズ)、Co-op(コープ)、Iceland(アイスランド)など複数の小売事業者と連携しており、デリバリーの利便性を高めることで新規顧客獲得をねらっています。同社はすべての顧客に対してフードデリバリーサービスを展開することで、顧客獲得を計画しています。

情報源:Retail Tech Innovation Hub "Amazon and Monoprix boost partnership to make online grocery shopping available to all customers in France"(2024/06/10)

この記事の関連タグ