6月25日、カナダECサイト構築プラットフォームShopifyが「Shopify Summer '24 Edition」を発表しました。新たに150以上の新機能と製品のアップデートを提供し、事業者のビジネスをより効率化するプラットフォーム構築を目指しています。今回のアップデートでは、Shopifyのプラットフォームに様々なAI機能が組み込まれ、CX向上に向けたツールが強化されました。例えば、「Shopify Magic」では出品商品の特性を色やサイズ、カテゴリー毎にAIが分析し、消費者が商品を発見しやすいようにタグ付けを行います。また購入者からの質問にAIがリアルタイムで回答を生成して提案する機能も導入し、事業者の負担を軽減しています。さらに2024年2月に発表した「Edition '24 Winter」でリリースした「Media Editor」では、拡張AI画像編集機能を追加しShopifyのモバイルアプリでも、100万点以上のAI生成画像を編集可能になりました。同社は今後も事業者にとって使い勝手の良いツール開発とプラットフォーム構築を行うと説明しています。
情報源:PR TIMES 「「Shopify Summer '24 Edition」を発表」(2024/6/25)
6月24日、Uber Eats Japanはフードデリバリーサービス「Uber Eats」を通じたクイックコマースの拡大に向け、ローソンとの業務提携強化を発表しました。これにより、①Uber Eats加盟店舗の拡大や②24時間営業店舗の拡大、③共同プロモーションの実施、④Uber Eats専用商品・先行商品の販売、などを含む様々な施策が展開される予定です。ローソンは2019年に国内のコンビニエンスストアで初めてUber Eatsに加盟し、2023年8月には全国47都道府県への展開を実施しています。現在、Uber Eatsに加盟するローソン店舗数は6,000店を超え、取扱商品数は店舗あたり3,000点と大幅に拡充されています。
情報源:PR TIMES 「Uber Eatsとローソンがサービス拡大に向け提携強化」(2024/06/24)
大手小売チェーンTargetがECプラットフォームのShopifyとの提携を発表しました。これにより、Shopifyを利用する企業がTargetのオンラインマーケットプレイス「Target Plus」に参加できるようになります。Target Plusは招待制のマーケットプレイスで、現在1,200以上の出店事業者を抱えており、200万以上の商品を提供しています。TargetはShopifyとの提携により、Target Plusを通じて提供する商品の幅を広げることで消費者のサイト訪問頻度を増やし、自社ブランド商品の販売促進もねらっています。
情報源:CNBC "Target taps Shopify to add sellers to its third-party marketplace"(2024/6/24)
6月26日、大手EC事業者Shopee(ショッピー)がインドネシアの独占禁止法への違反を認め、消費者が配達業者を選択するダッシュボードの表示形式に変更を加えることを発表しました。インドネシアの独占禁止当局KPPUの調査によると、Shopeeは自社の宅配サービス「Shopee Express」を優先的に表示し、同等のサービスを提供する他社にとって不当な競争環境を醸成していると指摘されています。KPPUは、中国の大手EC事業者Alibaba(アリババ)の東南アジア事業であるLazada(ラザダ)も調査を進め、市場の公正化を進める方針です。
情報源:CNBC "E-commerce firm Shopee agreed to adjust its practices in Indonesia after watchdog says it violated competition law"(2024/06/26)