8月1日、米大手EC事業者Amazon(アマゾン)が2024年第2四半期決算を発表しました。売上高は前年同期比10%増の1,479億7,700万ドル(約22兆2,000億円)を達成し、営業利益が91%増の146億7,200万ドル(約2兆1,390億円)でした。生成AIツールの需要拡大により、クラウド事業の売上高が好調でした。一方で、EC事業の売上高は前年同期比5%増にとどまり、553億9,200万ドル(約8兆758億円)となりました。Andy Jassy(アンディ・ジャシー)CEOは「成長率の鈍化にインフレが影響しており、平均販売価格が下がっている」と説明しています。特に米国ではSHEIN(シーン)やTemu(ティーム―)など格安ECサイトの台頭が目立っており、EC売上の鈍化に影響を与えています。また、、広告事業は好調で、特にECサイトで商品の購入を薦める広告枠を出品者向けに販売する事業が伸びています。同社はAIショッピングアシスタントツール「Rufus」の導入を発表するなど、EC取引以外の領域で売上拡大を図っています。
情報源:Amazon "Amazon.com Announces Second Quarter Results"(2024/08/01)