NEW【スペシャル】世界8都市オンラインショッピング利用動向調査2024

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推し活はZ世代だけではない!ジャカルタ・ムンバイでは全世代で浸透!

トランスコスモス株式会社(代表取締役共同社長:牟田正明、神谷健志は、自主調査「世界8都市オンラインショッピング利用調査2024」を実施しました。今年は、X世代、Y世代、Z世代別にみたショッピングサイト利用における行動や意識の違いに着目し、「越境EC」(Cross Border E-Commerce)についても取り上げました。本調査では、推しのグッズの購入など、世代の違いが一部オンラインショッピングの消費行動に影響を与えることがわかりました。一方で、ジャカルタ・ムンバイでの全世代の推し活の普及など、都市の違いが世代別消費行動に顕著な影響を与える結果も見られました。また、越境ECにおいてはバンコク、ジャカルタを中心に、メディアなどを通じて、日本のECサイトが多く利用されています。

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■調査結果のポイント

1. 推しグッズの購入意向にZ世代とX世代に顕著な差、ジャカルタ・ムンバイでは推し活が全世代に浸透

  • オンラインショッピングの行動と意識について、X世代(1965年~1980年生まれ)、Y世代(1996年~1981年生まれ)、Z世代(1997年~2012年生まれ)で比較したところ、「購入前の口コミ確認」、「正規品保証の重視」、「口コミサイトの参考」、「試着や仮置のバーチャル機能」、「同じサイトからの買い物の希望」が全世代で上位にあがった。
  • 一方、Z世代とX世代の間で大きな違いが見られたのは「推し(アイドルやキャラクター)のグッズを買いたい」で、Z世代では6位、X世代では18位にとどまった。都市別にみると、全体的にZ世代が高い傾向にはあるが、ジャカルタとムンバイではY世代が最も高く、X世代での割合も他都市と比べて高いので、世代問わず推し活が普及している様子がうかがえる。

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2.日本の越境ECサイトの利用度が高いジャカルタとバンコク、メディアでの取り上げもきっかけに

  • 各都市で越境ECの利用経験率をたずねたところ、バンコクとムンバイ、ジャカルタの3都市で70%以上となった。日本のECサイト利用率は特にバンコク(34%)が最も多く、その次にジャカルタ(31%)が続いた。
  • 日本のオンラインショッピングサイトを利用した理由としては、7都市共通して「国内では入手できない商品/ブランドだから」が最も多くあげられた。また、上海、バンコク、ジャカルタ、ムンバイでは、ソーシャルメディアでの紹介や海外人気商品としてメディアで取り上げられていることをあげる利用者も多かった。

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■「世界8都市オンラインショッピング利用動向調査」について

調査方法:グローバルパネルを利用したオンライン調査、現地語によるアンケート

調査対象都市:東京(日本)、ソウル(韓国)、上海(中国)、ムンバイ(インド)、バンコク(タイ)、ジャカルタ(インドネシア)、ニューヨーク(米国)、ロンドン(英国)

調査対象者:11歳から58歳の男女、直近1年以内のオンラインショッピング利用(購入)経験者

回収サンプル数:300サンプル × 8都市、計2,400サンプル

調査実施期間:2024年2月15日~2月25日

調査委託機関:クロス・マーケティング

トランスコスモス グローバル事業統括 アナリストの萩原雅之は、「X世代、Y世代、Z世代の年齢区分は国や地域によって多少異なるものの、ライフステージにおけるデジタル環境の違いが購買行動や消費意識に反映するというグローバル共通の考え方に基づいています。世代間の違い以上に都市間の差が大きい項目も多く、越境ECやライブコマースの活用においては都市特性を十分に把握したうえでの世代対応が求められます。」とコメントしています。

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