5月7日、米Amazon(アマゾン)が南アフリカでマーケットプレイス「Amazon.co.za」を開始しました。TechCrunch(テッククランチ)によると、南アフリカのEC市場は年間30億ドル(約4,700億円)の利益を生み出すと想定されており、現地大手EC事業者のTakealot(テイクアロット)やMakro(マクロ)、bidorbuy(ビドバイ)との競争が激化すると考えられています。Amazonは今回、有料会員Primeサービスの導入を行わず、その代わりに初回注文と500レアル(約15,000円)を超える注文の配送料を無料にします。Amazonは2022年にアフリカ大陸への進出計画を発表し、延長を重ねてきました。南アフリカのサービスは当初2023年4月の立ち上げを予定していましたが、延期を重ね2023年10月に出品業者の登録を開始し、漸くサービス開始に至りました。また、2023年2月に予定されていたナイジェリアでの展開は、いまだに具体的な計画が発表されていません。同社はアフリカ大陸の市場を重視しており、Amazon.co.zaを通して何百万もの消費者にリーチする予定と説明しています。
情報源:Tech Crunch "Amazon launches a Prime-free marketplace in South Africa, its first in sub-Saharan Africa"(2024/5/7)